今日は少人数の新宿産経学園の日。野外がメインなだけに、講義の日は何を話そうか考えてしまいます。

今日のテーマは庭や公園だったので、庭の説明をするつもりだったのですが、庭の造園史を話してもきっと、眠くなっちゃうだろうと思って、簡単にすることにしたのですが、そうすると、あんまりいうことなかったりして、難しいテーマでした。はじめての庭についてだったので、次回はしっかり説明できるようにまとめる勉強をしておかなければといういう感じでした。

結局、質問時間が長くなって、他のことにも。

氏神について質問がありました。

氏神参拝が流行っているとこのことですが。たしかに氏神は大事ですが。

パワースポットの参拝とは大きく異なるのかもしれません。

パワースポットはどちらかというと、大きな神社にエネルギーをもらいにいくという感じなのですが、氏神からエネルギーをもらえるかというと、そうではないでしょう。

氏神は、個人の生活や家庭などをみまもってくれる神社ですので、パワーをもらうのではなく、日頃の感謝をし、自分たちも常に奉仕をして、他の地域からきた参拝にきた方たちが気持ちよく帰ってもらえるように神社をまもることを義務とするような心でしょうか。
大きな神社でパワーをいただいていることに対して、自分たちのテリトリーの義務は果たす、というような。

いわゆる徳を積む行為のひとつで、先祖供養などと同じように考えるべきで、パワースポットというわけではないのだと思います。

ただ、自分をまもる先祖神とは、かなり関わりが深くなるので、大事な神社になります。

しかし、氏神といっても、近所の神社が荒れ果てていたり、無人だったり、掃除をする人さえいないような場合は、熱心に掃除する気がないなら避けたほうがよいかと思います。

気分的に明るく感じる神社で、最大一ノ宮までは距離を広げて、一番自分の心が落ち着く神社を氏神と定めて、1日、15日などに参拝するとよいと思います。

神社は神霊が降りるところでもあるので、違う存在もいつきやすいので、暗いイメージのところは要注意です。

氏神様にしっかり参拝している人は、家庭運がまもられるので、先祖供養と同じ効果がありますね。

パワースポットにでかけることが右側の力だとしたら、氏神参拝は左側の力。バランスよく参拝するとよさそうですね。